“生霊”のいろいろな読み方と例文
旧字:生靈
読み方割合
いきりょう81.8%
せいれい11.4%
しょうりょう6.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをもって、死霊しりょう生霊いきりょうの人に憑付することを信ずる徒はなはだ多し。また、世間に人魂ひとだまというも、生霊、死霊と同一物たるべし。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
東風君は真面目で「新体詩は俳句と違ってそう急には出来ません。しかし出来た暁にはもう少し生霊せいれい機微きびに触れた妙音が出ます」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「そうかね、生霊しょうりょうはおがらをいて迎え奉るものと思ってたが、やっぱり新体詩の力でも御来臨になるかい」と迷亭はまだ碁をそっちのけにして調戯からかっている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)