-
トップ
>
-
𫥇人
>
-
なかうど
着せたる
漢六個に
擔がせ音羽へ至り路次口に
待せ置つゝ進入り
昨日の
禮を
演たる上
𫥇人を立て
良辰を
埋る
許り又忠兵衞は忠相ぬしが
活機明斷凡ならで
今更めて
婚姻結び
𫥇人とまで成給はんと
述給はるの有難さは是のみならず和吉お金も思ひ
掛なきお奉行のお聲掛りは一世の
榮巨萬の金を
ば恐れての事ならんか町人の身として奉行を
𫥇人に立んこと世に
勿體なき譯なればと親類一
同連署して此
件は
辭退し終りぬ
兎角するうち
新築全く
出來せしかば親子お金を其所に移し
黄道吉日を