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鼓吹
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こすゐ
ふりがな文庫
“
鼓吹
(
こすゐ
)” の例文
自分は独逸によつて今日迄
鼓吹
(
こすゐ
)
された軍国的精神が、
其
(
その
)
敵国たる英仏に多大の影響を与へた事を
優
(
いう
)
に認めると同時に、
此
(
この
)
時代錯誤的精神が
点頭録
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
平和の
福音
(
ふくいん
)
を
鼓吹
(
こすゐ
)
せねばならぬと言うて居られたから——が、先生も実にお気の毒で堪らぬ——
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
二十二年の七月
廿
(
にぢう
)
三号の表紙を
替
(
か
)
へて(
桂舟
(
けいしう
)
筆
(
ひつ
)
花鳥風月
(
くわてうふうげつ
)
の
図
(
づ
)
)
大刷新
(
だいさつしん
)
と
云
(
い
)
ふ
訳
(
わけ
)
に
成
(
な
)
つた、
頻
(
しきり
)
に
西鶴
(
さいかく
)
を
鼓吹
(
こすゐ
)
したのは
此
(
こ
)
の時代で、
柳浪
(
りうらう
)
、
乙羽
(
おとは
)
、
眉山
(
びさん
)
、
水蔭
(
すゐいん
)
などが
盛
(
さかん
)
に書き、
寒月
(
かんげつ
)
露伴
(
ろはん
)
の
二氏
(
にし
)
も
寄稿
(
きかう
)
した
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“鼓吹”の意味
《名詞》
鼓 吹(こすい)
笛、堤などの楽器を鳴らすこと。
自分の意見を吹聴する、吹きこむこと。
励ますこと。奮励。
(出典:Wiktionary)
鼓
常用漢字
中学
部首:⿎
13画
吹
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
“鼓吹”で始まる語句
鼓吹者