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黄螺
ふりがな文庫
“黄螺”の読み方と例文
読み方
割合
ばい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばい
(逆引き)
私の少年時代の玩具といえば、春は
紙鳶
(
たこ
)
、これにも
菅糸
(
すがいと
)
で
揚
(
あ
)
げる
奴凧
(
やっこたこ
)
がありましたが、今は
廃
(
すた
)
れました。それから獅子、それから
黄螺
(
ばい
)
。
我楽多玩具
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
溺死者の屍体が二、三日もたって上がると、からだ中に
黄螺
(
ばい
)
が附いて喰い散らしていて眼もあてられないという話を聞いて
怖気
(
おじけ
)
をふるったことであった。
海水浴
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
山車
(
だし
)
に載せて
裃
(
かみしも
)
で
曳
(
ひ
)
きもしまいし、あの、おいらんと
渾名
(
あだな
)
のある
海豚
(
いるか
)
を売ればといって、身を切って客に抱かせもしないであろうが、
飯蛸
(
いいだこ
)
なぞもそうである……
栄螺
(
さざえ
)
、
黄螺
(
ばい
)
、生の
馬刀貝
(
まてがい
)
などというと
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
黄螺(ばい)の例文をもっと
(3作品)
見る
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
螺
漢検準1級
部首:⾍
17画
“黄”で始まる語句
黄昏
黄金
黄
黄色
黄金色
黄楊
黄泉
黄葉
黄昏時
黄八丈
“黄螺”のふりがなが多い著者
泉鏡花
岡本綺堂
寺田寅彦