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麻殻
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あさがら
ふりがな文庫
“
麻殻
(
あさがら
)” の例文
旧字:
麻殼
愛卿は
枕頭
(
まくらもと
)
に坐って、死に面している老婆の顔を見て泣いていた。と、
麻殻
(
あさがら
)
のような痩せた冷たい手がその手にかかった。
愛卿伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
飴
(
あめ
)
は、今でも
埋火
(
うずみび
)
に
鍋
(
なべ
)
を掛けて暖めながら、飴ん棒と云う
麻殻
(
あさがら
)
の軸に巻いて売る、
賑
(
にぎや
)
かな祭礼でも、
寂
(
さ
)
びたもので、お市、
豆捻
(
まめねじ
)
、
薄荷糖
(
はっかとう
)
なぞは、お婆さんが
白髪
(
しらが
)
に
手抜
(
てぬぐい
)
を巻いて商う。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その
麻殻
(
あさがら
)
からは
懐炉灰
(
かいろばい
)
が作られます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
それと同時に死骸は
麻殻
(
あさがら
)
のように倒れてしまった。
太虚司法伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
麻
常用漢字
中学
部首:⿇
11画
殻
常用漢字
中学
部首:⽎
11画
“麻”で始まる語句
麻痺
麻布
麻
麻雀
麻疹
麻裃
麻裏
麻縄
麻上下
麻糸