魚沼郡うおぬまこほり)” の例文
越後の国魚沼郡うおぬまこほり五日町といふえきちかき西の方にひくき山あり、山のすそ小溝こみぞあり、天明年中二月のころ、そのほとりにわらべどもあつまりてさま/″\のたはむれをなして遊倦あそびうみ
此火寛文年中はじめいでしと旧記きうきに見えたれば、三百余年の今においてたゆる事なきは奇中きちゆうの奇也。天奇てんきいだす事一ならず、おなじ国の魚沼郡うおぬまこほりに又一ツの奇火きくわいだせり。
すむ魚沼郡うおぬまこほりうち浦佐うらさ宿のざい大倉村の樵夫きこり八海山に入りし時、いかにしてか白き児熊こくまいけどり、世にめづらしとてかひおきしに香具師かうぐし(江戸にいふ見世もの師の古風なるもの)これを買もとめ