“鬼更紗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おにさらさ50.0%
おにざらさ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半七老人はふところから鬼更紗おにさらさの紙入れをとり出して、幾らかの茶代を置いた。
半七捕物帳:10 広重と河獺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
相変らずの唐机とうづくえを控えて、宗近のおとっさんが鬼更紗おにざらさ座蒲団ざぶとんの上に坐っている。襯衣シャツを嫌った、黒八丈くろはちじょう襦袢じゅばんえりくずれて、素肌に、もじゃ、もじゃと胸毛が見える。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)