高足たかあし)” の例文
おもはずわらつたが、これはわからなかつた。やつこはけろりとして、つめたいか、日和下駄ひよりげたをかた/\と高足たかあし踏鳴ふみならす。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一人ひとりが、高足たかあしつて、んで、すましてプラツトホームを横状よこざま歩行出あるきだすと、いまわらつたのが掻込かいこむやうにむねどんぶりつた。湯気ゆげがふつとわかれて、饂飩うどんがする/\とはしびる。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)