高徳こうとく)” の例文
わたしたちが、子供こどものころから、したしみなれてきた一休いっきゅうさんは、紫野大徳寺むらさきのだいとくじ、四十七代目だいめ住職じゅうしょくとして、天下てんかにその智識ちしき高徳こうとくをうたわれたひとでした。
先生と父兄の皆さまへ (新字新仮名) / 五十公野清一(著)
いぜんから高徳こうとくの聞えはあって、後醍醐に瑜伽灌頂ゆがかんちょうの法をさずけ、元弘の元年には、例の“中宮御産ごさん祈祷いのり”と称し、北条調伏ののろいを行ったかどで、硫黄島いおうじま流しとなった豪僧なのだ。