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駈行
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かけゆ
ふりがな文庫
“
駈行
(
かけゆ
)” の例文
轔々
(
りんりん
)
、
轟々
(
ごうごう
)
、
轣轆
(
れきろく
)
として次第に
駈行
(
かけゆ
)
き、走去る、
殿
(
しんがり
)
に腕車一輛、
黒鴨仕立
(
くろがもじたて
)
華やかに
光琳
(
こうりん
)
の紋附けたるは、上流唯一の
艶色
(
えんしょく
)
にて、交際社会の明星と呼ばるる、あのそれ深川綾子なり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今はハヤ
須臾
(
しゆゆ
)
の
間
(
ま
)
も忍び
難
(
がた
)
し、臆病者と笑はば笑へ、恥も外聞も
要
(
い
)
らばこそ、予は
慌
(
あわたゞ
)
しく書斎を出でて奥座敷の
方
(
かた
)
に
駈行
(
かけゆ
)
きぬ。
蓋
(
けだ
)
し松川の
臥戸
(
ふしど
)
に身を投じて、味方を得ばやと
欲
(
おも
)
ひしなり。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
駈
漢検準1級
部首:⾺
15画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“駈”で始まる語句
駈
駈出
駈落
駈引
駈込
駈上
駈足
駈寄
駈下
駈付