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馬頭
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めづ
ふりがな文庫
“
馬頭
(
めづ
)” の例文
或は
牛頭
(
ごづ
)
、或は
馬頭
(
めづ
)
、或は三面六臂の鬼の形が、音のせぬ手を拍き、聲の出ぬ口を開いて、私を虐みに參りますのは、殆ど毎日毎夜のことと申してもよろしうございませう。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
右
(
みぎ
)
に
一體
(
いつたい
)
、
牛頭
(
ごづ
)
、
馬頭
(
めづ
)
の、あの、
誰方
(
どなた
)
も
御存
(
ごぞん
)
じの——
誰
(
たれ
)
が
御存
(
ごぞん
)
じなものですか——
牛頭
(
ごづ
)
の
鬼
(
おに
)
の
像
(
ざう
)
があつたが、
砂埃
(
すなほこり
)
に
塗
(
まみ
)
れた
上
(
うへ
)
へ、
顏
(
かほ
)
を
半分
(
はんぶん
)
、べたりとしやぼんを
流
(
なが
)
したやうに
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
春じめり
馬頭
(
めづ
)
觀音の小夜ふけて立ちそめにけり
田蛙
(
たかはづ
)
のこゑ
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
或は
牛頭
(
ごづ
)
、或は
馬頭
(
めづ
)
、或は
三面六臂
(
さんめんろつぴ
)
の鬼の形が、音のせぬ手を拍き、声の出ぬ口を開いて、私を
虐
(
さいな
)
みに参りますのは、殆ど毎日毎夜のことと申してもよろしうございませう。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
春じめり
馬頭
(
めづ
)
観音の小夜ふけて立ちそめにけり
田蛙
(
たかはづ
)
のこゑ
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
兎に角さう云ふいろ/\の人間が、火と煙とが逆捲く中を、
牛頭
(
ごづ
)
馬頭
(
めづ
)
の獄卒に
虐
(
さいな
)
まれて、大風に吹き散らされる落葉のやうに、紛々と四方八方へ逃げ迷つてゐるのでございます。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
閻魔王、青き
牛頭
(
ごづ
)
馬頭
(
めづ
)
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“馬頭”の意味
《名詞》
馬頭 (めず)
頭は馬、体は人間の形をした地獄の獄卒。
(出典:Wiktionary)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“馬頭”で始まる語句
馬頭観音
馬頭観世音
馬頭妙王
馬頭觀音