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馬来
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マライ
ふりがな文庫
“
馬来
(
マライ
)” の例文
頑丈
(
がんじょう
)
な、
馬来
(
マライ
)
半島渡来の
竹籐
(
ラタン
)
で
籠編
(
かごあ
)
みにできていて、内部は、箱のようになっているらしかったが、表面は、全体を
雲斎織
(
ドリルス
)
で巻き締めてあって、上から
ヤトラカン・サミ博士の椅子
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
隆治さんの語学の本は、『
馬来
(
マライ
)
語四週間』と文京社、大学書林のとがなかったので、前に買えた会話手引と日泰馬来英対照の字引だけさし当り送りました。
獄中への手紙:10 一九四三年(昭和十八年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
今日は
馬来
(
マライ
)
人の正月で公休日とのこと。土民の衣は新しく、色とりどりだ。あの樹はと問うと雨の樹という。
欧洲紀行
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
ことに大陸の沿海のごときは、北は朝鮮の半島から
馬来
(
マライ
)
・
印度
(
インド
)
の
果
(
はて
)
まで、
稀
(
まれ
)
にもこの貝の
捕
(
と
)
れるという例を聴かず、永い年代に
亙
(
わた
)
ってすべてこれを遠方の島に求めていた。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
馬来
(
マライ
)
半島に残存している野鶏だけがホントウの鶏である。その他のブラマ、オーピングトン、アンダラシャン、ブリモースロック、ミルカ、コーチン、レグホンの類は鶏でない。
探偵小説の真使命
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
馬来
(
マライ
)
の
狂狼症
(
アモック
)
をジャングルの妖とすれば、「
冥路の国
(
セル・ミク・シュア
)
」の招きは氷の神秘であろう。
人外魔境:08 遊魂境
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
この
亜細亜
(
アジヤ
)
人種とか、
欧羅巴
(
ヨーロッパ
)
人種とか、
亜非利加
(
アフリカ
)
人種とかいうものは、御互いに古い時から分れたもので、比較的遠い親類でありますが、
馬来
(
マライ
)
人種などと言われるものは、右の区別に比べると
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
市場区
(
ペタア
)
はいま、あらゆる東洋的な土器と石器と竹器と、平和と柔順と
汗臭
(
かんしゅう
)
との楽しい
交歓場
(
よろこびのにわ
)
でしかありませんし、むかしの「奴隷島」では、
馬来
(
マライ
)
人の家族とあふがん族の家庭が
ヤトラカン・サミ博士の椅子
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
胸いっぱいに勲章を飾って首に何匹もの
蛇
(
へび
)
を巻きつけた蛇使いの男、
籠
(
かご
)
から蛇を出して瀬戸物らっぱで踊らせる
馬来
(
マライ
)
人、
蛇魅師
(
スネーク・チャーマー
)
の一行、手に手に土人
団扇
(
うちわ
)
をかざした
紐育
(
ニューヨーク
)
の見物客
ヤトラカン・サミ博士の椅子
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“馬来”で始まる語句
馬来人
馬来竹
馬来籐
馬来街
馬来人墓地