馬士歌まごうた)” の例文
生れしまゝなれば素跣足すはだしの尻きり半纏に田圃へ辨當の持はこびなど、松のひでを燈火にかへて草鞋わらんぢうちながら馬士歌まごうたでもうたふべかりし身を
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
僅かに馬士歌まごうたの哀れを止むるのみなるも改まる御代みよに余命つなぎ得し白髪のおうな囲炉裏いろりのそばに水洟みずばなすゝりながら孫玄孫やしゃごへの語り草なるべし。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
生れしままなれば素跣足すはだししりきり半纏ばんてん田圃たんぼへ弁当の持はこびなど、松のひでを燈火ともしびにかへて草鞋わらんじうちながら馬士歌まごうたでもうたふべかりし身を
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
七つのとしより實家じつかひんすくはれて、うまれしまゝなれば素跣足すはだししりきり半纒ばんてん田圃たんぼ辨當べんたうもちはこびなど、まつのひでを燈火ともしびにかへて草鞋わらんじうちながら馬士歌まごうたでもうたふべかりし
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)