たのも)” の例文
俺は、お前の眼からも、盛遠よりは、たのもしくないと思はれたのか。俺はそれが、情ないのぢや。…………。
袈裟の良人 (旧字旧仮名) / 菊池寛(著)
祖母は自分の身内のものの様な、たのもしい様な気がして居るのだろうなどと思って私は見て居る。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
われ目をひらくあたはざれば、さとたのもしきわが導者は我にちかづきてその肩をかしたり 七—九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
たのもしくある瞳に
しやうりの歌 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)