霊長れいちょう)” の例文
旧字:靈長
中には鉤があるのを承知で、餌丈け取りに来る横着おうちゃくな魚もいますよ。此方は万物の霊長れいちょうですもの。ういうずるい奴に制裁を加えるのは当り前のことです
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「人間は万物ばんぶつ霊長れいちょうである」といばっていた人間も、ここではあわれな二流三流の生物でしかない。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
万物の霊長れいちょうであり、したがって廉恥心れんちしんも自然にそなわっているものなれば、よろしくみずかおもんずべきものなりとの意味をいいあらわし、動物に対して人の尊重そんちょうすべきを示したものである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
(だが、万物ばんぶつ霊長れいちょうたる人間が、そうむざむざと死滅してなるものか!)
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「人間は万物の霊長れいちょうだ」などと、いばっていたのがはずかしい。
宇宙の迷子 (新字新仮名) / 海野十三(著)
人間は、広い意味にいて万物ばんぶつ霊長れいちょうだと云えるのじゃ
遊星植民説 (新字新仮名) / 海野十三(著)