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霊芝
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れいし
ふりがな文庫
“
霊芝
(
れいし
)” の例文
定紋つきの塗長持の上に据えた
緋
(
ひ
)
の
袴
(
はかま
)
の雛のわきなる柱に、矢をさした
靱
(
うつぼ
)
と、細長い
瓢箪
(
ひょうたん
)
と、
霊芝
(
れいし
)
のようなものと一所に掛けてあった、——さ、これが変だ。
夫人利生記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これが若い時は
閨秀
(
けいしゅう
)
詩人で鳴らした
紅蘭
(
こうらん
)
女史であった。紅蘭が無月の
洒落
(
しゃれ
)
をいっても、奥で、笑いもせずにいる
霊芝
(
れいし
)
みたいな人間は、むろん
慷慨
(
こうがい
)
詩家、
梁川星巌
(
やながわせいがん
)
なのである。
田崎草雲とその子
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
遠く望めば
霊芝
(
れいし
)
の如く、
車蓋
(
しゃがい
)
の如く、庭へ出てみると、その高い枝ぶりは気持がいいのですが、この室内では
盤崛
(
ばんくつ
)
している太い幹と根元を見るだけで、枝葉は見えないのです。
大菩薩峠:35 胆吹の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
或る時庭の片隅の梅の切株に、
霊芝
(
れいし
)
が五本生え、月を経てその菌は笠をひろげた。霊芝というものは支那あたりに珍重するばかりでなく、床の置物にするくらい稀有の目出度いものである。
庭をつくる人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
“霊芝”の意味
《名詞》
霊芝(れいし)
マンネンタケ科の一年生のキノコ。薬効があるとされ漢方薬の材料等に用いられる。万年茸。
(出典:Wiktionary)
“霊芝”の解説
霊芝(レイシ、Ganoderma lucidum (Leyss. ex. Fr.) Karst)はマンネンタケ科の一年生のキノコで、形態は系統により様々に変化する。肉質はコルク質様で表面はニスがかけられた様な光沢がある。別名万年茸(マンネンタケ)、霊芝草(れいしそう)。薬用植物。
(出典:Wikipedia)
霊
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
芝
常用漢字
中学
部首:⾋
7画
“霊”で始まる語句
霊
霊魂
霊験
霊廟
霊感
霊媒
霊山
霊岸島
霊屋
霊薬