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雷光
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いなずま
ふりがな文庫
“
雷光
(
いなずま
)” の例文
そのうち槍組二百人が突進して来るし、
駿馬
(
しゅんめ
)
にまたがって祝彪が、これまた
雷光
(
いなずま
)
のごとく出没して、ひとつ所になどとどまっていない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
剣は
業物
(
わざもの
)
、それがまた
雷光
(
いなずま
)
のように打ちおろされたのだからたまりません。流石に兇悪なメヅサの首も、ぽろりと胴体からころがり落ちました!
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
伯母に連れられて帰京せし時、むかしむかしその母に別れし時、母の顔、父の顔、継母、妹を初めさまざまの顔は
雷光
(
いなずま
)
のごとくその心の目の前を過ぎつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
そんな予感の
雷光
(
いなずま
)
が、同時に十文字に閃めいて、見る見る私の脳髄を
痺
(
しび
)
らしてしまった。しかも、それと反対に、
室内
(
なか
)
の様子を
覗
(
うかが
)
っている私の眼と耳とは一時に、氷を浴びたように冴えかえった。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
木の間を縫い、芝地の崖を
踏
(
ふ
)
み
辷
(
すべ
)
りしながら、いちどに敵の幕屋へ攻めかかってゆく人影の上へ、時折、青白い
雷光
(
いなずま
)
がひらめいて、白い雨、暗い風、まったく
晦冥
(
かいめい
)
な天地とはなった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
殺気を感じて、お十夜の手も、
雷光
(
いなずま
)
のように刀の
柄
(
つか
)
へ飛ぶ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一閃
(
いっせん
)
の
雷光
(
いなずま
)
の下に見つけた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“雷光”の意味
《名詞》
稲妻。稲光。
(出典:Wiktionary)
雷
常用漢字
中学
部首:⾬
13画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“雷”で始まる語句
雷
雷鳴
雷門
雷霆
雷神
雷雨
雷同
雷竜
雷火
雷電