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阻止
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そし
ふりがな文庫
“
阻止
(
そし
)” の例文
「きみはさかんにわれら
学究
(
がくきゅう
)
の行動を
阻止
(
そし
)
しようとしている。われわれは、きみにさしずされるおぼえはないのだ。そこをのきたまえ」
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
だが、その中止の理由は表面のことで、裏面には次のような条件が有力に働いて、
阻止
(
そし
)
せしめたのだともいう。
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
いいかい? 石ノ上。俺は何も今更、君の行動を
阻止
(
そし
)
しようとか、妨害しようとか、そんな気持は
微塵
(
みじん
)
もないんだぜ。これは親友としての俺の最後の忠告だ。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
朝廷をそそのかして叡山へ動座をうながし、北朝のみかどを越前へ迎え取ってしまおうなどの策もすすめられたが、しかしこれは尊氏の
阻止
(
そし
)
で失敗に終った。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
侵入の気配を斬込隊により僅かに
阻止
(
そし
)
しているとはいえ、それが何時までつづくか判らない。しかし北口の情況は使者の連絡を待つ迄もなく
焦眉
(
しょうび
)
の急を告げている。
日の果て
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
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案外にも人類歴史の必然的な発展を
阻止
(
そし
)
するこの上もない
冒涜者
(
ぼうとくしゃ
)
であると思った。
雪の夜
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
また各縦隊には抜刀隊を置き、必然的に予期せらるべき警官の
阻止
(
そし
)
を排除す。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
それにもかかわらず、現在の勢いを
阻止
(
そし
)
できないというのは、いかにも残念だ。田沼先生もそれで非常に苦しんでいられる。むろんああいう方だから、最後まで努力はつづけられるだろう。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
元来航空機の侵入を百パーセントに
阻止
(
そし
)
することは、理窟上不可能と証明せられていることであるからして、敵機の完全なる撃退は保証しがたい。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「それがしのみは、ここに止まって、筒井殿に備え、後おあとを慕うて参りますれば、殿には、
急遽
(
きゅうきょ
)
下山あそばして、秀吉の
上洛
(
じょうらく
)
を
阻止
(
そし
)
なさらなければなりますまい」
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いくらかでもそうした危険な傾向を
阻止
(
そし
)
してもらいたいためなんだ。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
早く
陥落
(
かんらく
)
させて、太平洋に出なけりゃならんのじゃ、何しろ、連日のように最悪の気象に
阻止
(
そし
)
せられて、頼みに思う空軍は全く役に立たず、そうかと云って、無理に進むと、それ
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
阻
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
止
常用漢字
小2
部首:⽌
4画
“阻”で始まる語句
阻
阻害
阻礙
阻碍
阻喪
阻塞気球
阻隔
阻塞
阻格
阻絶