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防塞
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ぼうさい
ふりがな文庫
“
防塞
(
ぼうさい
)” の例文
雨の中に、石や
土嚢
(
どのう
)
を積み、また、森の大木を
伐
(
き
)
り
仆
(
たお
)
して、乱雑なる
防塞
(
ぼうさい
)
を組み、部将から足軽の下まで人間力の限界まで、働きあった。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
街々
(
まちまち
)
の入口に立ててある巨大な
防塞
(
ぼうさい
)
も、どんな危険があっても冒険を止められぬような奴でもまずほとんど確実に参らせてしまうあの厭わしい死の予想でさえも
ペスト王:寓意を含める物語
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
おう、
国境
(
こくきやう
)
を
越
(
こ
)
えて
腕
(
うで
)
を
結
(
むす
)
び×
(24)
の
防塞
(
ぼうさい
)
を
築
(
きづ
)
くその
日
(
ひ
)
はいつ。
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
この
城郭
(
じょうかく
)
もよいが、様式のすべてが旧い。この城の設けられたときは、一地方の
防塞
(
ぼうさい
)
として築かれたのだろうが、いまは時代がちがう、目的もちがう。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「夜を過ぎれば、敵は、本丸との境に、いよいよ
防塞
(
ぼうさい
)
を強固にし、なお、むずかしくなりましょうし、さりとて、この雨中、一気にとあせれば、お味方の死傷は計り知れませぬ」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
蛮軍は五
渓峰
(
けいほう
)
の頂に
防塞
(
ぼうさい
)
を築いて、三
洞
(
どう
)
の兵を峰つづきに配し、ひそかに
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
どうしてもその
防塞
(
ぼうさい
)
と敵性は抜くことができなかった。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“防塞”の意味
《名詞》
防塞(ぼうさい)
敵を防御するための砦。バリケード。
(出典:Wiktionary)
防
常用漢字
小5
部首:⾩
7画
塞
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
“防”で始まる語句
防禦
防
防寨
防空壕
防人
防遏
防柵
防寒靴
防毒面
防腐法