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閩
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びん
ふりがな文庫
“
閩
(
びん
)” の例文
写音した蒐集者が
閩
(
びん
)
人であるか北人であるかに由てその琉語の読方も大に異るわけであるが、
語頭音
(
アンラウト
)
たる唇音の場合には割に都合よくその音価を定め得る。
南嶋を思いて:――伊波文学士の『古琉球』に及ぶ――
(新字新仮名)
/
新村出
(著)
遅速相去る、はなはだしきものは四、五倍を差う。ただ三のみならざるなり。一覧して遺すなきは、すなわちかつてこれあり。
閩
(
びん
)
の林誌、雨を避けて
染坊
(
ぜんぼう
)
に寓す。
失うた帳面を記憶力で書き復した人
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「はい、
虫蝕本
(
むしくいぼん
)
の『八
閩
(
びん
)
通志
(
つうし
)
』、『
還家抄
(
かんけしょう
)
』などと申す書にもいろいろ
載
(
の
)
っているそうでござります」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其の分封
太侈
(
たいし
)
を論ずるに
曰
(
いわ
)
く、都城
百雉
(
ひゃくち
)
を過ぐるは国の害なりとは、
伝
(
でん
)
の文にも見えたるを、国家今や
秦
(
しん
)
晋
(
しん
)
燕
(
えん
)
斉
(
せい
)
梁
(
りょう
)
楚
(
そ
)
呉
(
ご
)
閩
(
びん
)
の諸国、各
其
(
その
)
地
(
ち
)
を尽して
之
(
これ
)
を封じたまい、諸王の都城宮室の制、広狭大小
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
こんな島へも昔、
閩
(
びん
)
から支那の冊使を載せて来る船が
通
(
かよ
)
ったのみならず、十八、九世紀の替り目からは西洋の探検船が渡って珍しい島物語を絶域に伝えることになった。
南嶋を思いて:――伊波文学士の『古琉球』に及ぶ――
(新字新仮名)
/
新村出
(著)
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『五雑俎』
閩
(
びん
)
中の俗、年始に糞土を除かず、初五日に至りて
輦
(
れん
)
して野地に至り石を取って返ると。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“閩”の解説
閩(びん、909年 - 945年)は、中国五代十国時代に現在の福建省を中心に存在した国。十国の一つ。
(出典:Wikipedia)
閩
部首:⾨
14画
“閩”を含む語句
閩中
閩書
欧閩
閩南