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間怠
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まだる
ふりがな文庫
“
間怠
(
まだる
)” の例文
一時間のうちに
悠
(
ゆう
)
に二番ぐらいは始末ができるくらいだから、見ていても局に
対
(
むか
)
っていても、
間怠
(
まだる
)
い思いはけっしてないのです。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
平生さえ然うだったから、
況
(
いわん
)
や試験となると、
宛然
(
さながら
)
の
狂人
(
きちがい
)
になって、手拭を
捻
(
ねじ
)
って
向鉢巻
(
むこうはちまき
)
ばかりでは
間怠
(
まだる
)
ッこい、氷嚢を頭へ
載
(
のっ
)
けて、其上から
頬冠
(
ほおかむ
)
りをして、
夜
(
よ
)
の目も
眠
(
ね
)
ずに、例の
鵜呑
(
うのみ
)
をやる。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
向
(
むこう
)
で引き
摺
(
ず
)
り出してくれたのだから、中途で動けなくなった
間怠
(
まだる
)
さのない代りには、やっとの思いで井戸を掘り抜いた時の
晴々
(
せいせい
)
した心持も知らなかった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
怠
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“間”で始まる語句
間
間違
間際
間々
間諜
間柄
間近
間隙
間道
間隔