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門先
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かどさき
ふりがな文庫
“
門先
(
かどさき
)” の例文
お米が無しになると、良寛さんは、山をおりて
托鉢
(
たくはつ
)
する。家々の
門先
(
かどさき
)
に立つて、短い経を
誦
(
よ
)
んで、一つまみづつのお米や、麦を
鉢
(
はち
)
の子のなかへ
貰
(
もら
)
ふのである。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
そしてとある一軒の
洒落
(
しや
)
れたお茶屋に入つたので、初めてそれが遊女である事が判つた。馬と主人とはお茶屋の
門先
(
かどさき
)
に立つて残り惜しさうに
内部
(
なか
)
を覗き込むでゐた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「とつちやん」と
小
(
ちさ
)
き
末
(
すゑ
)
娘に呼ばれて、
門先
(
かどさき
)
の井戸の
許
(
もと
)
に
鎌磨
(
かまと
)
ぐ
老爺
(
おやぢ
)
もあり。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
門先
(
かどさき
)
のもえるようにさきさかっているつつじのあいだを通って、いってしまいました。
和太郎さんと牛
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“門”で始まる語句
門
門口
門出
門並
門司
門前
門附
門扉
門違
門跡