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長煙管
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ながきせる
ふりがな文庫
“
長煙管
(
ながきせる
)” の例文
私が、こう、お受け答えいたしますと、小母さんは、話の
機会
(
しお
)
を見付けられた様に、
長煙管
(
ながきせる
)
を、火鉢の縁で、ぽんと、はたかれまして
ながうた勧進帳:(稽古屋殺人事件)
(新字新仮名)
/
酒井嘉七
(著)
殆
(
ほと
)
んど
立続
(
たてつづ
)
けに
口小言
(
くちこごと
)
をいいながら、
胡坐
(
あぐら
)
の
上
(
うえ
)
にかけた
古
(
ふる
)
い
浅黄
(
あさぎ
)
のきれをはずすと、
火口箱
(
ほぐちばこ
)
を
引
(
ひ
)
き
寄
(
よ
)
せて、
鉄
(
てつ
)
の
長煙管
(
ながきせる
)
をぐつと
銜
(
くわ
)
えた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「六代目はああいふ
気儘
(
きまゝ
)
つ
児
(
こ
)
だから……」梅幸は
蓮葉
(
はすは
)
らしく
立膝
(
たてひざ
)
の上で
長煙管
(
ながきせる
)
をくるくる廻した。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
綾衣は枕もとの煙草盆を引き寄せて、
朱羅宇
(
しゅらお
)
の
長煙管
(
ながきせる
)
に一服吸い付けて男に渡した。
箕輪心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と、常楽院が、
衣
(
ころも
)
を
捲
(
まく
)
り上げて、
長煙管
(
ながきせる
)
へ
煙草
(
たばこ
)
をつめながら、口を出した。
大岡越前の独立
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
煙
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
管
常用漢字
小4
部首:⽵
14画
“長煙”で始まる語句
長煙草