かねエ)” の例文
かねエ入れゝば又にい送って呉れる訳にするだから、あんたも仲間と得意先が一軒え、わしも儲けを見るだアから、お互に得の有る事だから、屹度きっと送って下せえ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
魂消ねえでもい、唯貰うんじゃがんせんが、あんたの方から千両だけの荷をマア先へ送ってくれゝば、わしその荷を売りこなして、あんたの方へかねエ入れるだ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そりゃア稼げばかねたまるが、かねを蓄めるような心じゃア駄目だ、わしア蓄らないようにする積りだ、なんでもかねエ蓄めて油断をしてはなりやせん、これかね宜く聞け、おらア見ろ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)