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金輪
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きんわ
ふりがな文庫
“
金輪
(
きんわ
)” の例文
父は
歎息
(
たんそく
)
して、無理は無い、
居愁
(
ゐづ
)
らくもあらう、困つた中に成つたものよと
暫時
(
しばらく
)
阿関
(
おせき
)
の顔を眺めしが、
大丸髷
(
おほまるまげ
)
に
金輪
(
きんわ
)
の根を巻きて
黒縮緬
(
くろちりめん
)
の羽織何の惜しげもなく、我が娘ながらもいつしか調ふ奥様風
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
父
(
ちゝ
)
は
歎息
(
たんそく
)
して、
無理
(
むり
)
は
無
(
な
)
い、
居愁
(
ゐづ
)
らくもあらう、
困
(
こま
)
つた
中
(
なか
)
に
成
(
な
)
つたものよと
暫時
(
しばらく
)
阿關
(
おせき
)
の
顏
(
かほ
)
を
眺
(
なが
)
めしが、
大丸髷
(
おほまるまげ
)
に
金輪
(
きんわ
)
の
根
(
ね
)
を
卷
(
ま
)
きて
黒縮緬
(
くろちりめん
)
の
羽織
(
はをり
)
何
(
なん
)
の
惜
(
を
)
しげもなく、
我
(
わ
)
が
娘
(
むすめ
)
ながらもいつしか
調
(
とゝの
)
ふ
奧樣風
(
おくさまふう
)
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
輪
常用漢字
小4
部首:⾞
15画
“金輪”で始まる語句
金輪際
金輪寺
金輪奈落
金輪寺混外
金輪砲