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金蓮
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きんれん
ふりがな文庫
“
金蓮
(
きんれん
)” の例文
ほかに兄弟もなく、
親戚
(
みより
)
も少ないので、この
金蓮
(
きんれん
)
とただふたりで
月湖
(
げっこ
)
の西に仮住居をいたしております
世界怪談名作集:18 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
瞿佑
(著)
素性
(
すじょう
)
を聞くと
故
(
もと
)
の
奉化県
(
ほうかけん
)
の
州判
(
しゅうはん
)
の
女
(
むすめ
)
で、姓は
符
(
ふ
)
、名は
麗卿
(
れいきょう
)
、
字
(
あざな
)
は
淑芳
(
しゅくほう
)
、
婢
(
じょちゅう
)
の名は
金蓮
(
きんれん
)
であると云った。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
ところが、
肝腎
(
かんじん
)
な
武大
(
ぶだ
)
のほうでは、一こう
真
(
ま
)
にうける
風
(
ふう
)
がないのだ。あくまで
金蓮
(
きんれん
)
を
庇
(
かば
)
っている。しかも街道一の
古舗
(
しにせ
)
の大旦那が、ひとの女房に手を出すはずがあるもんか。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは金瓶梅を読みさして出た岡田が、
金蓮
(
きんれん
)
に逢ったのではないかと思ったのである。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
金蓮
(
きんれん
)
という召仕いの小女がいつも牡丹燈をかかげて案内して来るのでございます。
中国怪奇小説集:14 剪灯新話(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
金蓮
(
きんれん
)
はすっかり
穿
(
は
)
き違えてしまった。女にはよくありがちな心理でもある。武松がてれ臭そうに訪ねて来たのは、私に未練があるからだと自分に都合のいい解釈をしたものだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
金蓮
(
きんれん
)
、こちらでちょっと休まして戴きますから、お前もおいで」
牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
この
金蓮
(
きんれん
)
とただふたりで
月湖
(
げつこ
)
の西に仮住居をいたして居ります
中国怪奇小説集:14 剪灯新話(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
金蓮
(
きんれん
)
の身は
奴隷
(
どれい
)
仲買人の手にもやらず、彼女の持ち物だけを嫁入り支度として、これを町じゅうで小馬鹿にしている
醜男
(
ぶおとこ
)
で生活力もない評判の
武大
(
ぶだ
)
へ女房にくれてしまったのである。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
蓮
漢検準1級
部首:⾋
13画
“金蓮”で始まる語句
金蓮花