トップ
>
金瓶大黒
>
きんぺいだいこく
ふりがな文庫
“
金瓶大黒
(
きんぺいだいこく
)” の例文
円朝
(
えんちょう
)
の
後
(
のち
)
に円朝は出なかった。
吉原
(
よしわら
)
は大江戸の昔よりも更に一層の繁栄を極め、
金瓶大黒
(
きんぺいだいこく
)
の三名妓の噂が
一世
(
いっせ
)
の語り草となった位である。
銀座
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
二十五の
前厄
(
まえやく
)
には、
金瓶大黒
(
きんぺいだいこく
)
の若太夫と心中沙汰になった事もあると云うが、それから間もなく親ゆずりの
玄米
(
くろごめ
)
問屋の
身上
(
しんじょう
)
をすってしまい、器用貧乏と、持ったが病の酒癖とで
老年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
露八さん、この人は、吉原の
金瓶大黒
(
きんぺいだいこく
)
の身寄りで、桜川三孝という道楽者ですよ。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
秀造さんは吉原の
大籬
(
おおまがき
)
金瓶大黒
(
きんぺいだいこく
)
の恋婿で、吉原に文明開化をもちこんで、幾分でも吉原を明るくしたかわりに養家はつぶしてしまった人。異之助さんは本邦最初の、外国火災保険詐欺をやった男。
旧聞日本橋:16 最初の外国保険詐欺
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
円朝の後に円朝は出なかった。吉原は大江戸の昔よりも更に一層の繁栄を極め、
金瓶大黒
(
きんぺいだいこく
)
の三名妓の噂さが
一世
(
いっせ
)
の語り草となった位である。
銀座界隈
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
長吉
(
ちやうきち
)
は第一に「
小梅
(
こうめ
)
の
伯母
(
をば
)
さん」と
云
(
い
)
ふのは
元
(
もと
)
金瓶大黒
(
きんぺいだいこく
)
の
華魁
(
おいらん
)
で明治の初め
吉原
(
よしはら
)
解放の時
小梅
(
こうめ
)
の
伯父
(
をぢ
)
さんを頼つて来たのだとやら
云
(
い
)
ふ話を
思出
(
おもひだ
)
した。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
瓶
常用漢字
中学
部首:⽡
11画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
“金瓶”で始まる語句
金瓶梅
金瓶
金瓶楼
金瓶村