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金儲
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かねまうけ
ふりがな文庫
“
金儲
(
かねまうけ
)” の例文
空嘯
(
そらうそぶ
)
ける侯爵「
金儲
(
かねまうけ
)
のことなら、
我輩
(
わがはい
)
の所では、山木、チト方角が違ふ様ぢヤ——新年早々から
齷齪
(
あくせく
)
として、
金儲
(
かねまうけ
)
も骨の折れたものぢやの」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
合意の上で貸借して、それで儲くるのが不正なら、
総
(
すべ
)
ての商業は皆不正でないか。学者の目からは、
金儲
(
かねまうけ
)
する者は皆不正な事をしとるんじや
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「僕の父は
金儲
(
かねまうけ
)
と道楽が好きだつたが、
性来
(
うまれつき
)
父に及ばない僕等兄弟は父の才能を二人で分担して、兄は金儲を、僕は道楽の方を
演
(
や
)
る事に
定
(
き
)
めてゐるのだ。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
大番頭は
祿兵衞
(
ろくべゑ
)
といつて、名前の通りむづかしい四十男、これは三右衞門に代つて店の支配をし、大勢の奉公人を取締つて居りますが、正直一途で、
金儲
(
かねまうけ
)
や商賣のことにかけては
銭形平次捕物控:020 朱塗りの筐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
何
(
いづ
)
れも五分十分にて中止を命ぜられしなりと云ふ、
特
(
こと
)
に最も
滑稽
(
こつけい
)
なりしは、菱川が登壇開口、「戦争で第一に
金儲
(
かねまうけ
)
するのは誰だか、諸君、知つてますか」の一語
未
(
いま
)
だ終らざるに
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
儲
漢検準1級
部首:⼈
18画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚