トップ
>
郎女
>
イラツメ
ふりがな文庫
“
郎女
(
イラツメ
)” の例文
南家
(
ナンケ
)
の
郎女
(
イラツメ
)
の
神隠
(
カミカク
)
しに
遭
(
ア
)
つたのは、
其
(
ソノ
)
夜であつた。家人は、翌朝空が
霽
(
ハ
)
れ、山々がなごりなく見えわたる時まで、気がつかずに居た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
横佩
墻内
(
カキツ
)
の
郎女
(
イラツメ
)
は、どうなるでせう。社・寺、それとも宮——。どちらへ向いても、神さびた一生。あつたら惜しいものでおありだ。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
横佩
墻内
(
カキツ
)
の
郎女
(
イラツメ
)
は、どうなるでせう。社・寺、それとも宮——。どちらへ向いても、神さびた一生。あつたら惜しいものでおありだ。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
横佩墻内
(
ヨコハキカキツ
)
の
郎女
(
イラツメ
)
は、どうなるでせう。社・寺、それとも宮——。どちらへ向いても、神さびた一生。あつたら惜しいものでおありだ。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其で、今日昼の程、奈良へ向つて、
早使
(
ハヤヅカ
)
ひを出して、
郎女
(
イラツメ
)
の姿が、寺中に現れたゆくたてを、仔細に告げてやつたのである。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
南家
(
ナンケ
)
の
郎女
(
イラツメ
)
の手に入つた稱讃淨土經も、大和一國の
大寺
(
オホテラ
)
と言ふ大寺に、まだ一部も藏せられて居ぬものであつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
南家
(
ナンケ
)
の
郎女
(
イラツメ
)
の手に入つた稱讃淨土經も、大和一國の
大寺
(
オホテラ
)
と言ふ大寺に、まだ一部も藏せられて居ぬものであつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
屋敷から、一歩はおろか、女部屋を
膝行
(
ヰザ
)
り出ることすら、たまさかにもせぬ、
郎女
(
イラツメ
)
のことである。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
奈良盛時の大伴坂上
郎女
(
イラツメ
)
が、別れを惜しむ娘を諭して「常夜にもわが行かなくに」と言うたのは、海のあなたを意味したものとも取れるが、多少さうした匂ひをも兼ねて
古代生活の研究:常世の国
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
南家の
郎女
(
イラツメ
)
の幸福な噂が、春風に乘つて來たのは、次の春である。姫は別樣の心躍りを、一月も前から感じて居た。さうして、日を
數
(
ト
)
り初めて、ちようど、今日と言ふ日。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
乙麻呂ほど身分高い人でもなかつた為、注意を惹かなかつた点もあらうが、罪は越前への近流だけに
稍
(
やや
)
軽かつたであらう。相手方の
狭野
(
サヌ
)
ノ
茅上
(
チガミ
)
ノ
郎女
(
イラツメ
)
は罪に問はれて居ないらしい。
相聞の発達
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
而も
純
(
ウブ
)
な形は、年月を経ても残つてゐた。
大伴
(
オホトモ
)
ノ
坂上
(
サカノヘ
)
ノ
郎女
(
イラツメ
)
の別れを惜しむ娘を諭して「常夜にもわが行かなくに」と言うてゐるのは、後世の用語例をも持ちながら、原義を忘れて居ない様である。
「とこよ」と「まれびと」と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“郎”で始まる語句
郎
郎党
郎等
郎右衛門
郎君
郎苦叉鬼
郎潟
郎兵衛
郎右衞門
郎姫