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遠慮会釈
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えんりょえしゃく
ふりがな文庫
“
遠慮会釈
(
えんりょえしゃく
)” の例文
旧字:
遠慮會釋
一同は、ワッといって、入口の
扉
(
と
)
の方へ、先を争って駆けだした。ガラガラと、重い
鉄扉
(
てっぴ
)
が、
遠慮会釈
(
えんりょえしゃく
)
なく、引き開けられる物音がした。
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
赤子はひとしきり
遠慮会釈
(
えんりょえしゃく
)
もなく泣いてから、仏のような顔して眠っている。姉々にすぐれて顔立ちが良い。
去年
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
所詮
(
しょせん
)
は
男
(
おとこ
)
も
女
(
おんな
)
もなく、おせんに
取
(
と
)
っては
迷惑千万
(
めいわくせんばん
)
に
違
(
ちが
)
いなかろうが、
遠慮会釈
(
えんりょえしゃく
)
はからりと
棄
(
す
)
てた
厚
(
あつ
)
かましさからつるんだ
犬
(
いぬ
)
を
見
(
み
)
に
行
(
ゆ
)
くよりも、一
層
(
そう
)
勢
(
きお
)
い
立
(
た
)
って、どっとばかりに
押
(
お
)
し
寄
(
よ
)
せた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
しかも先きの攻め道具たりし寒気と風力とは、ますます猛烈を加うるのみにして、更にその
勢
(
いきおい
)
を減ずることなし、
剰
(
あまつ
)
さえ強猛なる寒気は絶えず山腹の積雪を
遠慮会釈
(
えんりょえしゃく
)
なく
逆
(
さか
)
しまに吹上げ来り
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
慮
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
釈
常用漢字
中学
部首:⾤
11画
“遠慮”で始まる語句
遠慮
遠慮勝
遠慮深
遠慮気
遠慮氣
遠慮會釋