退もど)” の例文
吐く羊膓やうちやうたる阪路さかみち進むが如くまた退もどるが如し馬をしばしと止めて元し方を顧みれば淺間の山はすでに下に見られて其身は白雲の上にあり昨日きのふ此山を見て一睨みして置きしが今日は昨日宿りし處を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
行なわせて、無二無三に退もどるほどに
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
無三むざん退もどるほどにかへるほどに
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)