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退出
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ひけ
ふりがな文庫
“
退出
(
ひけ
)” の例文
かえって多人数がお廊下などを歩き廻っては面白くないから、安心して、ここで雑談でもしながら
退出
(
ひけ
)
の時刻を待つとしよう。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
斯
(
か
)
ういふ
風
(
ふう
)
に、
何
(
なん
)
ぞ
事故
(
じこ
)
が
出來
(
でき
)
て、
役所
(
やくしよ
)
の
退出
(
ひけ
)
からすぐ
外
(
ほか
)
へ
回
(
まは
)
つて
遲
(
おそ
)
くなる
場合
(
ばあひ
)
には、
何時
(
いつ
)
でも
其
(
その
)
顛末
(
てんまつ
)
の
大略
(
たいりやく
)
を、
歸宅
(
きたく
)
早々
(
さう/\
)
御米
(
およね
)
に
話
(
はな
)
すのを
例
(
れい
)
にしてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『鹿川先生は、モウお
退出
(
ひけ
)
になりましたか?』
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
宗助はこういう風に、何ぞ事故ができて、役所の
退出
(
ひけ
)
からすぐ外へ回って遅くなる場合には、いつでもその
顛末
(
てんまつ
)
の大略を、帰宅早々御米に話すのを例にしていた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
鹿川
(
かがは
)
先生は、モウお
退出
(
ひけ
)
になりましたか?』
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“退出”の意味
《名詞》
退 出(たいしゅつ)
貴人の前や改まった場所から引き下がって出ること。
(出典:Wiktionary)
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“退出”で始まる語句
退出後