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返咲
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かえりざき
ふりがな文庫
“
返咲
(
かえりざき
)” の例文
月の景色を見る
状
(
さま
)
の、その行く処には、
返咲
(
かえりざき
)
の、桜が咲き、
柑子
(
こうじ
)
も色づく。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
拝見の
博士
(
はかせ
)
の手前——
二
(
に
)
の
矢
(
や
)
まで
射損
(
いそん
)
じて、殿、
怫然
(
ふつぜん
)
とした
処
(
ところ
)
を、(やあ、
飛鳥
(
ひちょう
)
、
走獣
(
そうじゅう
)
こそ遊ばされい。
恁
(
かか
)
る
死的
(
しにまと
)
、殿には弓矢の
御恥辱
(
おんちじょく
)
。)と呼ばはつて、ばら/\と、散る
返咲
(
かえりざき
)
の桜とともに
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
洲崎
(
すさき
)
の
廓
(
くるわ
)
へ入った時、ここの
大籬
(
おおまがき
)
の女を俺が、と
手折
(
たお
)
った枝に根を
生
(
はや
)
す、
返咲
(
かえりざき
)
の色を見せる気にもなったし、意気な男で暮したさに、引手茶屋が一軒、不景気で分散して、売物に出たのがあったのを
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
咲
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
“返”で始まる語句
返
返事
返辞
返答
返報
返辭
返討
返詞
返却
返翰