車挽くるまひき)” の例文
庄「まア/\宜い、若衆わけいしさん、買う買わねえは兎も角も一杯いっぺえ此処で飲みねえ、おめえも何だろう、腹からの車挽くるまひきじゃアあるまいうちは何処だい」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
僕が各教場を通って廊下ろうかに出て、玄関げんかんの側をあゆんで来ると、ちらりと眼にうつったものは、分館の玄関のわきに一台の人力車の傍に立っている車挽くるまひきと、これをへだつること一間ばかり傍に
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
此方こっちア高が車挽くるまひきで、元は天下のお旗下はたもと御身分のあるお嬢様に何うの斯うのと云ったって叶わねえ事と知っては居りやすがね、貴方も武士のお嬢さまで身性みのじょうの正しい女なら又諦めもつけやすけれども
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)