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蹴転
ふりがな文庫
“蹴転”の読み方と例文
旧字:
蹴轉
読み方
割合
けころ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けころ
(逆引き)
起
(
た
)
とうとすると、またすぐに蹴とばされた。四度ほど
鞠
(
まり
)
のように
蹴転
(
けころ
)
がされて、太陽の直射を浴びると同時に、彼は、草ぼこりと一緒に、猛然と大地に両足を踏ンばった。
銀河まつり
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なんでもないこと、
小間
(
こま
)
の牛で」「いかにもそうだ、さあここは?」「へい、
横山梁
(
よこやま
)
にございます」「うん、そうだ、さあここは?」「ヘッヘッヘッヘッ、
蹴転
(
けころ
)
でさあ」
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
これ、土手で売る馬肉じゃあないが、
蹴転
(
けころ
)
の女郎の切売を買ったって、当節では大銭だろう。女房は
無銭
(
ただ
)
で貰うんだ——娘に……
箪笥
(
たんす
)
、長持から、下駄、
傘
(
からかさ
)
、枕に
熨斗
(
のし
)
が附いてるんだぜ。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蹴転(けころ)の例文をもっと
(4作品)
見る
蹴
常用漢字
中学
部首:⾜
19画
転
常用漢字
小3
部首:⾞
11画
“蹴転”の関連語
売女
淫売婦
売笑婦
売春婦
“蹴”で始まる語句
蹴
蹴出
蹴飛
蹴落
蹴上
蹴鞠
蹴散
蹴込
蹴立
蹴倒
“蹴転”のふりがなが多い著者
国枝史郎
吉川英治
泉鏡花