ふん)” の例文
そのあやふきふんで熊を捕はわづか黄金かねため也。金慾きんよくの人をあやまつ色慾しきよくよりもはなはだし。されば黄金わうごんみちを以てべし、不道をもつてべからず。
氣持の上だけにしろふん切りをつけるまでには、駿介は尚よほどの思考と感情の浪費を續けなければならなかつた。
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
雲突く修驗山伏すげんやまぶしか、先達せんだつあとふんでゆく。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)