路金ろぎん)” の例文
あづかりし事又其身も路金ろぎんにとて五十兩の金をもらひしを辭退じたいすれども聞入なければ據ころなく受納めたることまで始終しじうの樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
東京へ帰るにしても五人の頭へ四人分の路金ろぎんしかない。
初看板 (新字新仮名) / 正岡容(著)
どうか路金ろぎんを少々拝借が出来ますれば有り難う存じます
路金ろぎんとして立退たちのかばやと思ひしがどくくらはゞ皿迄さらまでとはこゝのことなりと片岡堀部前原なんどを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
夫は重疊ちようでふ何分にも御頼み申とて引合ひきあはせしに大いに幸之進が心にかなひ母子共引取て大坂に差置さしおき不自由なき樣に金銀を送り半年ばかり世話せしにはや主人の供にて江戸へくだるに付き母子にも路金ろぎん并びに手形てがた
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)