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ききょ
ふりがな文庫
“
起居
(
ききょ
)” の例文
この頃ではこの議を
随分
(
ずいぶん
)
自分から
提唱
(
ていしょう
)
して、乱れぬ程度でこの女のみに
強
(
し
)
いられた
苛酷
(
かこく
)
な
起居
(
ききょ
)
から解放されて居るには居ます。思い出しました。
女性の不平とよろこび
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
何でも学位論文を書いているという評判だった。彼は父の軍医と一緒に兵営の中で
起居
(
ききょ
)
して、もう三十になるのに自分のお金が
一文
(
いちもん
)
も無いのであった。
大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
衣食、
起居
(
ききょ
)
の物、不自由が無さ過ぎるのだ。余りに不勝手であった生活から、一足跳びにである。その為にかえって、体のぐあいが悪い気持すらする。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この陣中にとどまって、吾らと
起居
(
ききょ
)
をなさるとも、または木曽家へ行かれるともお心まかせでござります。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
葛巻の
起居
(
ききょ
)
していた二階八畳の青い
絨毯
(
じゅうたん
)
など特に僕の
呪
(
のろ
)
ったもので、あの絨毯の陰気な色を考えると、方向を変えて、ほかの所へ行きたくなってしまったものだ。
青い絨毯
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
▼ もっと見る
起居
(
ききょ
)
振舞
(
ふるまい
)
のお
転婆
(
てんば
)
なりしは言うまでもなく、修業中は髪を
結
(
ゆ
)
う
暇
(
いとま
)
だに
惜
(
お
)
しき
心地
(
ここち
)
せられて、
一向
(
ひたぶる
)
に書を読む事を好みければ、十六歳までは髪を
剪
(
き
)
りて前部を左右に分け
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
病人は日毎に衰え、すでに
起居
(
ききょ
)
も不自由であった。
頻
(
しき
)
りに故里の土を恋しがり、また人々をなつかしんだ。その音声も日を経るごとに力なく、附添いの友の嘆きを深くさせるのみだった。
閑山
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
“起居”の意味
《名詞》
起居(ききょ)
立ち居振舞い。日常生活。
安否。動静。
(出典:Wiktionary)
起
常用漢字
小3
部首:⾛
10画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“起居”で始まる語句
起居振舞
起居挙動
起居動作
起居注
起居周旋
起居舎人