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護謨靴
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ゴムぐつ
ふりがな文庫
“
護謨靴
(
ゴムぐつ
)” の例文
夫は戸の外を
指
(
ゆびさ
)
してなほ去らざるを示せり。お峯は土間に
護謨靴
(
ゴムぐつ
)
と油紙との
遺散
(
おちち
)
れるを見付けて、
由無
(
よしな
)
き質を取りけるよと
思
(
おも
)
ひ
煩
(
わづら
)
へる折しも
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
箱を差したように両人気はしっくり合ってるけれども、その
為人
(
ひととなり
)
は大いに違って、島野は、すべて、コスメチック、香水、
巻莨
(
シガレット
)
、
洋杖
(
ステッキ
)
、
護謨靴
(
ゴムぐつ
)
という才子肌。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ここには芋の皮をむき始めるものがある。広瀬さんは背広に長い
護謨靴
(
ゴムぐつ
)
ばきでその間を歩き廻った。
食堂
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
今度は妙子がエメラルド色のオイルシルクの
雨外套
(
あまがいとう
)
を着、
護謨靴
(
ゴムぐつ
)
を
穿
(
は
)
いて出かけようとした際にも、こいさん、まあえらい時に出かけるねんなあと、幸子が云ったことは云ったけれども
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
あの先生には泥だらけな
護謨靴
(
ゴムぐつ
)
でも何でもはいて、魚河岸を
馳
(
か
)
け廻って来るような野蛮なところがあります。お母さんの前ですが、私にはそういうものが欠けています
食堂
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
護
常用漢字
小5
部首:⾔
20画
謨
漢検1級
部首:⾔
17画
靴
常用漢字
中学
部首:⾰
13画
“護謨”で始まる語句
護謨
護謨輪
護謨毬
護謨風船
護謨林
護謨園
護謨底
護謨球
護謨樹
護謨合羽