謹慎つゝしみ)” の例文
家事不取締り以ての外と云う厳しい御沙汰ごさたで、父親おやじは百日の間謹慎つゝしみを仰付けられ、百日間に國綱のお刀の出ん時には父は切腹仰付けられるか、追放仰付けられるか知れん
……くも花片はなびらかずめば、おもふまゝの乞目こひめて、双六すごろくてたのに、……たゞ一刻いつこくあらそふて、あせつておもだあそばすから、あぶないとはおもひながら、我儘わがまゝおつしやる可愛かあいらしさに、謹慎つゝしみもつひわす
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この和尚は謹慎つゝしみのよい人故仕事はお梅を頼み、七兵衞が来ると調子宜くして
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)