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はな
ふりがな文庫
“
談話
(
はな
)” の例文
清三の
室
(
へや
)
は中庭の
庭樹
(
ていじゅ
)
を隔てて、庫裡の座敷に対していたので、客と主僧との
談話
(
はな
)
しているさまがあきらかに見えた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
お父さんはお昼に
神保
(
じんぼう
)
さんをお招き申した。何でも何とか町の地所を
此人
(
このひと
)
に買わせるんだって、お母さんと
談話
(
はな
)
していた。今日は料理人が馬鹿に意地が悪い。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「さ、ここへ入れ。」と
傍
(
かたわら
)
に座を
給
(
たま
)
い、「婦人方の席へ
我
(
おれ
)
一人孤城落日という処じゃ。や、
何方
(
どなた
)
も
沸切
(
にえき
)
らぬ堅い
談話
(
はなし
)
はまたの日するとして面白く
談話
(
はな
)
そうではないか。なあ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
平田が
談話
(
はな
)
すことが出来るものか。お前さんの
性質
(
きしょう
)
も、私はよく知ッている。それだから、お前さんが得心した上で、平田を
故郷
(
くに
)
へ
出発
(
たた
)
せたいと、こうして平田を引ッ張ッて来るくらいだ。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
まだ
炎熱
(
あつ
)
いので
甲乙
(
ふたり
)
は閉口しながら
渓流
(
たにがわ
)
に沿うた道を
上流
(
うえ
)
の方へのぼると、右側の箱根細工を売る店先に一人の男が往来を背にして腰をかけ、品物を手にして店の女主人の
談話
(
はな
)
しているのを見た。
恋を恋する人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“談話”の意味
《名詞》
会話すること。話すこと。また、会話。
特定の事柄に対し、非公式に(ないし形式張らずに)意見を述べること。
(出典:Wiktionary)
談
常用漢字
小3
部首:⾔
15画
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
“談話”で始まる語句
談話室
談話声
談話半
談話仲間
談話度事