“神保”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんぼ50.0%
じんぼう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これについては故神保じんぼ博士その他の詳しい調査もあり、今でも時々新聞で報道される。
化け物の進化 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
きのう追分に来たという神保じんぼ光太郎君と連れ立って、他に二三人の学生同伴で、日曜日の朝、ひょっくり軽井沢に現われ、その教会の弥撒ミサに参列しないかと私を誘いに来てくれたので
木の十字架 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
お父さんはお昼に神保じんぼうさんをお招き申した。何でも何とか町の地所を此人このひとに買わせるんだって、お母さんと談話はなしていた。今日は料理人が馬鹿に意地が悪い。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
山上氏の手紙の中に、確か神保じんぼう氏の話であったかと思うが、日本の地名には意味の不明なものがはなはだ多い。アイヌなどとは大いに違うと平生いっておられるということを聞いた。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)