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証跡
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しょうせき
ふりがな文庫
“
証跡
(
しょうせき
)” の例文
旧字:
證跡
「あれは
証跡
(
しょうせき
)
が天下に発表されてしまったんだから今更匿すにも及ばなかろう。団君、あの事件はいつの花の日会だったかね?」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「さあ、そこまで考えているわけじゃないが、とにかくこの人造人間の右の拳には博士の顔を粉砕したかもしれない
証跡
(
しょうせき
)
が歴然と残っている」
人造人間事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
最初にあの家を出る時は、
証跡
(
しょうせき
)
の誰にもわからないくらいでしたから、当然こんなに火を背負って出て来たはずはない。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
このほか同じような売春婦殺しがその間に
挾
(
はさ
)
まっているのだが、子宮の紛失、陰部を斬り取られていること、
臓物
(
ぞうもつ
)
を
弄
(
もてあそ
)
んで変態的に
耽
(
ふけ
)
った
証跡
(
しょうせき
)
など、
屍
(
し
)
体の惨状と犯行の手段
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
いやまた
唐
(
から
)
の車は一輪で用を弁ずるがごとく、右は失っても左さえあれば、一個をもって二個の役を果すべき
証跡
(
しょうせき
)
を二人からさまざまに申上げ、御親類一同も御納得になったことであったが
玉取物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
日本では応仁の乱後、世上が極度の窮乏と動揺の底に沈んでいた際に、弥勒の信仰が突如として目さめてきたらしく、弥勒二年という私年号が、
弘
(
ひろ
)
く東国の各地に使用せられていた
証跡
(
しょうせき
)
がある。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“証跡”の意味
《名詞》
ある出来事が発生した証明になるような品物。
(出典:Wiktionary)
証
常用漢字
小5
部首:⾔
12画
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
“証”で始まる語句
証
証拠
証明
証人
証文
証左
証言
証拠人
証如
証拠湮滅