“証拠湮滅”の読み方と例文
読み方割合
しょうこいんめつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
持ちだして証拠湮滅しょうこいんめつを図ろうとなさっていますし(といって廊下のトランクのことを指し)その上に真一さんがよこたわっている寝具は誰が見ても奥さまの寝具に違いありませんし
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この証拠湮滅しょうこいんめつは、あまりに立派すぎる。偶然にしてあまりに不幸な出来事だし、若し故意こいだとするとその犯人は鬼神のような奴だと言わなければならない。他殺の証拠を見付けることは困難だ。
赤耀館事件の真相 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今から内地の優秀な係官を派してもこれも駄目だった。証拠とすべきものが非常にすくない上に、悪にけた三十九名が気を合わせて証拠湮滅しょうこいんめつをはかるのだから、これは探し出そうという方が無理である。
キド効果 (新字新仮名) / 海野十三(著)