角顔かくがお)” の例文
四人の鵜飼のうちで鵜を持ったほうの一人は、四十前後のせぎすな男で、一人は三十五六の角顔かくがおの体のがっしりした男であった。
赤い土の壺 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
周囲まわりてもらぬひとばかりであったが、突然とつぜんくちひげのえた角顔かくがおおとこひとが、かれまえへやってきて、ていねいにあたまげました。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)