親玉おやだま)” の例文
アハヽヽ親玉おやだまア。長「なんだ、人が意見をつてるのにほめやつるか、困るなア、もう十八だぜ貴様きさまも。 ...
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
先刻、道で逢ったとき、「親玉おやだま食堂」で、昼食をしようということになったのだが、「現場」に行く豆八だけは、時間がなくて、同道しなかったのである。料理が来るまで、ビールを飲む。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
れから段々身の上話に及んで、今日吾々われわれ共の思う通りをえば、正米しょうまいを年に二百俵もらうて親玉おやだま(将軍の事)の御師匠番になって、思うように文明開国の説を吹込ふきこんで大変革をさして見たいと云うと
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「ワーッ、話せらア、うちの親玉おやだまは!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)