親木おやぎ)” の例文
「いい子供こどもまれて、親木おやぎは、それで満足まんぞくして、れていくんですよ。人間にんげんも、かわりはありません。」と、はははいわれたのです。
親木と若木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おまえが、もらってきてえたのが、親木おやぎになって丹精たんせいしたから、こんなにいい子供こどもまれたんです。」と、ははこたえられました。
親木と若木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれど、親木おやぎは、子供こどもあっせられて、地面じめんをはって、どろよごされて、かげもなかったのであります。
親木と若木 (新字新仮名) / 小川未明(著)