見得みう)” の例文
いま、一番度の高いものは二千二百五十倍あるいは二千四百倍といます。その見得みうるはずの大さは
手紙 三 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
あさからばんまで、ひるからよるまで——いや、そういう区別くべつもなく、永久えいきゅうに、くらく、ただ、見得みうるかぎりの世界せかいというものは、けずられた赤土あかつち断層だんそうの一部分ぶぶん煉瓦れんが堆積たいせきと、そのれめからわきして
いとよく我を見得みうるなれ。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)