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覆
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おゝ
ふりがな文庫
“
覆
(
おゝ
)” の例文
ちょうど後世のお
高祖頭巾
(
こそずきん
)
のように首の全部を
覆
(
おゝ
)
い隠して、肩の上まで垂れているので、顔はこゝからは分らないけれども、しょんぼり
彳
(
たゝず
)
んで空の方を仰いでいるのは
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
抱かれながら
仰向
(
あおむ
)
いて見たが、残念なことには部屋が暗いのと、額から垂れたゆたかな髪が輪郭を
覆
(
おゝ
)
い隠しているので、
厨子
(
ずし
)
の中にある
御佛
(
みほとけ
)
を拝むようで、心ゆくまで見きわめたことはなかった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“覆”の解説
覆(ふく)(sa: mrakṣa、ムラクシャ)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
自己の誤ちの隠蔽。利益を失う・不利益を蒙ることを恐れて、自分が為した罪を隠すこと。
しかし、自分の為した罪を隠す人は、後に、必ず悔い悲しむ。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
(出典:Wikipedia)
覆
常用漢字
中学
部首:⾑
18画
“覆”を含む語句
顛覆
転覆
日覆
反覆
修覆
覆面
雨覆
轉覆
覆布
傾覆
打覆
覆被
押覆
引覆
覆奏
覆水
鞍覆
被覆
上覆
覆羽
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