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被入
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いらし
ふりがな文庫
“
被入
(
いらし
)” の例文
「叔母さん、すこし
吾家
(
うち
)
も片付きました。ちと
何卒
(
どうぞ
)
被入
(
いらし
)
って下さい。
経師屋
(
きょうじや
)
を頼みまして、二階から
階下
(
した
)
まですっかり張らせました」
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「雨の糸は、われを今、十年の昔に………
何
(
なん
)
なの、これが小説なの。勉強して
被入
(
いらし
)
つたんでせう。すみませんでしたね。」
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
「あなた、あの
時限
(
ときぎ
)
り
被入
(
いらし
)
って下さらないのね。」
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「たしか、橋本の番頭さんが薬を
負
(
しょ
)
って
吾家
(
うち
)
へ
被入
(
いらし
)
って、あの時豊世さんのお嫁さんに
被入
(
いら
)
しったことを伺いましたっけ」
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「ええ」と正太は受けて、「叔母さんも
御淋
(
おさび
)
しく成りましたろうから、ちと御話に
被入
(
いらし
)
って下さい。今度は三吉叔父さんと同じ川の並びへ移りました」
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
「叔父さん、一寸
被入
(
いらし
)
つて下さいませんか。
姉
(
あね
)
さんが
奈様
(
どう
)
かしましたから。」
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
一枚も持たず……
晴衣
(
よそいき
)
に着る物でも、帯でも、
箪笥
(
たんす
)
でも、皆なこゝへ来てから自分で丹精した物ばかりなんですよ……まあ、御主人様の御蔭で、斯うして人様が
被入
(
いらし
)
つて下すつても恥しくない迄に
死の床
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
被
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“被”で始まる語句
被
被衣
被布
被仰
被下
被下度
被官
被居
被服廠
被成